大きな目玉は、以前にも書いたけどメモリの分散が出来るようになった事でしょう。
例えば、Logic上で動くプラグイン系のサンプラーに
弦セクションを読み込ませたとします。
1st VL、2nd VL、VA、VC、DB
と読み込んだとして、仮に各々の音色に占有されるメモリが80MBだとすると、
それだけで400MBのメモリリソースを奪われます。
当然、トレモロやピッチカートなど奏法別に読み込むと、どんどんメモリリソースが圧迫されて
作業の快適さが失われて、結果として作業効率が落ち込んでしまいます。
32bit環境下だとLogicが使用出来るメモリの上限が4GBまでなので、
木管やら金管、太鼓関係を読み込んで行くと、簡単にリソースを食い潰されちゃいます。
KONTAKT3.5は、これが良く考えられていて、プラグインを刺すとメモリサーバを立てて
これにメモリを退避してくれるようになりました(1サーバ辺り586MBまで)。
つまり、Logicの外にKONTAKTが持っているメモリリソースを割り当てられるんですね。
お陰で大編成のオケモノを書く場合でも快適に。
Viennaも以前からこれと似た技術を使用しているので使い易いです。
とは言え、CUPやストレージなども複雑に関係してくるので、
やっぱり複数台PCへの分散はした方が快適です。
システム上のメモリ使用状況を見るとこんな感じ。
そうそう。
アップグレード直後の設定では、メモリサーバ機能がオフになっているので、
忘れずに"Use Memory Server"へのチェックを入れておきましょう。
うーん、快適!
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