2009年6月30日火曜日

近況あれこれ

本格的な梅雨到来。
雨好きなのでむしろ歓迎。
色々と動きもありつつ、環境構築、仕事に勉強、
個人活動とプライベートなど、結構バランス良い感じ。
睡眠時間が激減しているけど、それを上回る目標と
日々のタスク処理を行っているだけでも充実してます。


ざっとここ最近のまとめ。

・iPhone3GS購入。想像以上に早くて感激。
 G4からIntelMacになった時のあの感じといっても大袈裟ではない。
・新たにCorei7環境のPCを1台作る。DDR3のメモリ12GB搭載。
 主にViennaの木管とパーカッション専用マシン。
・友人に誘われてエヴァを観る。30超えて劇場アニメに関心するとは思わず。
 いやー良く作ってるなぁ。

そんなとこ?
うわ・・・オタクっぽい・・・。
否定しませんけど・笑。

3つ共、古いモノから新しいモノに移行する内容なのかな。
iPhone3GSは正直見送ろうと思っていたけど、発売日2日前になって、
海外サイトの分解記事を見て急遽購入決定。
公式コメントの"2倍の早さ"的なフレーズは、あながち嘘では無いですね。
文字の入力も、アプリ起動も、ネットワークも全てが早くて
旧世代にあった全体的なもっさり感が皆無です。
古い機種はお世辞にも、Apple好き以外にはお勧め出来なかったけど、
3GSは万人にお勧めします。
というか普通の携帯電話の存在意義がちょっと疑問だなぁこれは。
お財布携帯機能とヨドバシのポイント機能以外使ってません。


仕事環境構築も、ほぼ移行完了。
結局はMacPro+PC2台(core2/corei7)の3台並列に。
ものすっごい快適!
作業中のストレスが、ほぼ無い状態なので音楽に集中出来ます。
音源のライブラリをSSDに移行すれば、ほぼ完成する感じ。
今のままでも十分過ぎますけど。
3管編成とかも全然余裕なのにビックリ。
あと色々と新しい音源も導入したので、諸々感触探りつつデモ創り。


仕事も調子良く、全て1発OK頂けました。
この一週間で書いた曲が大編成オケモノ2曲、歌モノ4曲で、
久し振り(瓜生さん以来かな?)の歌モノで感が鈍っているかなーと思いつつ、
スラスラ書けた感じ。
"歌をどう聴かせるか"に赴きを置くので、旋律に関連性を持たせつつ練り上げていく
オケモノとは別の頭を使うのが楽しいです。引き出しは少ないですけど・笑。
オケアレンジで培った技法とかアイデアを、歌モノに少し活用してみたけど
十分通用した感じ。

そう言えば、個人的な活動の中でイラストレーターの友人と作品を創っているのだけど、
音楽のディレクションが絵のディレクションに通じる部分があって、面白い。
というか物創りってこの辺りは共通しているのかもね。
やっぱりディレクターやプロデューサーと言われる人って、上級職だなぁ。
広くて深い知識と経験が無いと駄目な役割なんだと再認識。


個人的には狭くてふか~い視野の方が合ってる気がする。たぶん。
船頭は少人数で良いって事だよね。意見交換は勿論しますけど!


それではまた。


2009年6月18日木曜日

in/out

昨日は、とある現場の打ち上げでした。
一月振りのお酒・笑。
お酒の席でも、物凄い情報量を吸収出来るんだなぁと。
勿論、お相手によるのでしょうけど。
思った事、改めて認識した事、個人用にメモをしてみる。


・インプットを多くして、アウトプットを意識的に行う。
・インプットする対象は比較的何でも良いのかも。
・どちらかというと僕の興味がある対象は幅狭い。けど深い。オタク?
・インプットの多い人が舵を取ると現場がスムーズに進む気がする。
 その逆もしかり。
・人の才能や経験を使って仕事をする人は、間違いなく前者が向いてる。
・仕事のタスク管理は十人十色。でも、何となく良いものと悪いものの区別はつく。
・ダーツは想像以上に楽しかった。


ここ最近の自分を振り返ってみると、とても良いバランスな気がする。
ひたすらサントラ聴いてスコア読んで映画を観て(インプット)、
作品創りを繰り返す(アウトプット)。
対価として頂いた報酬で資料や教材、機材を買う感じ。

ちょっとアウトプットが少なくて、頭でっかちな状態でもあるのかな。
仕事や作品創り以外にも、こうしてブログを書く事やメモを取る事、
料理をしたり人と話をする事もアウトプットになっているんだろうけど。
人と話をする事は、インプットも半分あるか。
ともあれ、やっぱり仕事で出し切るのが自然だと思うのよね。
職歴とは明らかに違った、血や肉となる実感が得られるものだし。
もっと自分自身を客観的に見つめたマネージメントを心掛けないと。
これがなかなか難しいんだけど、さ。


取り合えず、今週は思いっきりスルーすることに決めていた
ターミネーター4を観に行こう。
劇伴がDanny Elfmanなんですもの。
サントラは、うーん・・・聴いて判断しようっと。


それではまた!


2009年6月17日水曜日

Windowsの世界

いや、大袈裟なタイトルつけちゃって済みません。
単なる雑学話を書きたかっただけ。

WindowsPCにあれこれ音源をインストールしております。
10年間買い続けた量もあって、DVD何枚あるのか良く解りません。
Viennaだけで50枚、EastWestモノで40枚とか軽く超えてくるので
ここ最近ずーっとPCがウィンウィンいってます。
で、メーカーやら製品、カテゴリ毎にデータを整理しつつ格納しているのですが、
この格納先の指定をしていて、ふと疑問に思ったことが。

通常、ファイルの格納先を"パス"と言いますが、
このパスの指定が特殊なんですね、日本は。

例えば、マイドキュメントにある"sample.txt"というテキストファイルをパスに書き直すと、

C:¥Documents and Settings¥All Users¥マイドキュメント¥sample.txt

となるわけです。
要約すると、Cドライブの"Documents and Settings"内にある"マイドキュメント"フォルダに
入っている"sample.txt"が入ってますよ、って意味。

ここで"~の"とか"の中"とか、"~内にある"みたいな言葉に代わるのが"¥"マークなんですね。
当たり前のことだけど"¥"マークって日本の通貨なわけで。
こんな記号を入力するようにしているのも、当然日本語環境下のみ。
なんで"¥"でパス区切るの?って単純な疑問が残るので、ちょっと調べてみた。

元来英語配列のキーボードを日本語配列にしようと考えた時、
キーボード上に"$"マークを見つけた僕らの先輩方。
「$マークがあるなら¥マークが無いとおかしい。なぁ?君」
と言ったかどうだか知らないけど、切っ掛けはこんなゆるーい話だったと予想。
じゃ、¥マーク入れる代わりに何削る?って話になり、"\(バックスラッシュ)"とか
超使わないし・・・みたいなノリで削除決定。

そしたら英語OS環境下では、先のディレクトリの区切りを"\"で行っていたから、
さぁ大変。
まー¥とかイケてるし、このままでいいんじゃね?てな訳で今日に至るとか。


お陰で未だにパスのルールを独自に引きずっているわけだけど、
どこかのタイミングで修正しておいた方が良くない?これ。
失った後に大切なモノに気付くのは誰しも経験すること。
本当に削っていいのか考えないと、ね。


てゆーか、バックスラッシュ削った奴、ちょっと来い。

2009年6月16日火曜日

VIENNA IMPERIAL

VIENNA IMPERIALが発売となった模様。
その名の通り、Bösendorfer Imperialを音源化したものです。
数あるピアノ音源がお子様仕様に見えてしまうような仕様とサンプル数。

以前にも出ていた同じコンセプトの製品"Bösendorfer Imperial"のサンプル数は
9350でしたが、今回は何と69663と7.5倍・・・!
まぁ、その分お値段も24675円→94500円と、3.8倍なんですがネ。
ピアノ音源に9万って、おーい?な感じしますけど買っちゃうんだろうなぁ。。。
まぁ自宅にベーゼンのフルコンが来ると思えば安いか。
下手したら年間の調律代程度かもしれない。

各鍵盤毎に100通りの音量差で収録されているらしいけど、
計測めんどくさくないの?ってか、その相対音量って正確にコントロールできんの?
とか色々思うわけですが、掲載された写真を見て納得。
スタッフの方々、お疲れ様でした。買わせて頂きます。本気だよ、アンタら。

良く見ると基盤に"Bösendorfer"のロゴが。
技術と伝統の融合なんだなぁ。



要求されるマシンパワーも桁違い。
Dual CoreのCPU以上で、Mac環境においてはIntelプラットフォームのみ対応。
3GのRAMが必要とか。
32bitOS環境下だと、これ1発立ち上げたら終了な予感。
怖い怖い。

それにしてもVienna陣営の開発スピードと品質、技術向上は素晴らしい。
次に控えている技術を見据えての開発姿勢は見ていて潔くて気持ち良い。
最新の技術や環境を、良い音を鳴らす為に使う。シンプルだけど難しい事です。
どこぞのProT○○lsメーカーも見習って欲しいものですなー。
DSPカードの性能が前時代的過ぎて、それが首を絞めているのに。

仕事も後手に回らぬよう、常にタスク管理をして挑みたいものですね。

2009年6月12日金曜日

良い意味で、想定外

1年計画くらいで考えていた、作業環境の64bit化計画。
なんでも次期OS、3ヶ月後には発売だそうで。
想定よりもはやっ!な喜びなんですけども、数日経ってみて冷静に。

うーん、OS64bit化なのは解る。
IntelベースのCPUにしかインストール出来ないのも英断。

なんだけど、
「全てのInetl CPU搭載機種で動作します」って、ちょいまった。
Intel CPUを搭載した初代iBookとかって、64bitアーキテクチャじゃないだろう。
確実に32bit環境下でも動作するOSってことなのね。
単純にPPCのカーネル捨てただけなんだろうか。
いっそcore duoも切り捨てた方が良いと思うんだけどなぁ。

そんなことより肝心なアプリの64bit化アナウンスが出ていない。
まぁこれからという時期なのは解るけど、Apple純正アプリであるLogicはどうなのよ。
とはいえ、Logicはあくまで受け皿。
立ち上げる様々な楽器やプラグインが対応するのに、まだまだ時間掛かりそうだけど。

SSDの価格も急降下、キャッシュも128MB搭載モデルが増えてきたし良い傾向。
今は値上がり傾向のあるメモリを買い足しておいて9月のOSリリースを待ち、
Logicと音源が64bit対応した時期にSSDを買うのがベストか。


とりあえず、iPhone3G S待ち!

2009年6月3日水曜日

続・作業環境変更計画

サブのPCが組み上がりました。
色々調べた結果、スレーブ用途として使用する場合は、
CPUのクロック性能よりメモリ/ストレージの処理速度の方が重要という結論に。
結局core2duo(E8500)の8GB(RAM)に決定。
corei7にしてメモリをDDR3で、というのがベストなんでしょうけど、
1年以内にMacOS/ホストシーケンサの64bit化が進んだ場合、
どの道ホストをNehalemに換えるだろうし、スレーブ側はcore2duo+SSDで
十分だろう、と考えました。
とは言えcorei7にしても予算あまり変わらないんですが・笑。
浮いたお金でNASでも導入した方がデータやり取りのストレス減るかなーと。

さて、そんなこんなでVIENNA ENSEMBLE3運用開始。
いやーここまで環境が改善するとは正直思いませんでした。
これまでも結構マメに環境構築してきたつもりだけど、
正直、単純な物量作戦(?)の方が効果あるとは。
セッションファイルを開くのにも、再生時にすら時間が掛かっていたのに、
もう新規セッション並みのレスポンスに衝撃を受ける。
それもその筈、従来は5弦編成書こうと思ったら単純に
1stVL、2ndVL、VA、VC、CBと5トラックにVIを立ち上げていた訳だけど、
これがVE1つで良くなる。
当然、CPU処理やメモリ使用も微々たるものなので、
弦、木管、金管、パーカッションと割り振っても4トラックで終わり。
本当ならここはピッコロで・・・でもメモリぎりぎりだし・・・
フルートのままでいっか。なーんて妥協が無くなるし、
何よりギリギリの状態で作業をし続ける精神的なストレスが無くなるのは良い。
基本的には音楽を創るのが目的であって、そこに集中したい訳です。

しかしここまで来ると、ホスト側にソフトシンセ立ち上げて実パフォーマンスを
低下させるのはどうなんだろう?と思えてくる。
ホストはAudioデータとエフェクト群、各種オートメーションを扱う程度に
留めておく方が良い気がしてきたなぁ。
Nehalem導入したら今のMacProもスレーブに回すだろうし、
マスター1台+スレーブ3台にしようかな、と考えていたり。
というのも、EastWest関連も現在Playエンジン部がv1.25なんですが、
メニューの中に"Network"って項目があるんですね。
近々これらPlayエンジン関係もネットワーク対応するみたいですし、
何と言っても期待出来るのが、VIENNA ENSEMBLE3の時期バージョンである
PROは、VSTiプラグインにも対応するとか(!)
NI製品とかもスレーブPCに分散出来るのは非常に大きい。
ここ1年以内に次の様な環境を構築出来たら良いな、と考えてます。


MacPro(master1) - PC1(VI用1) - PC2(VI用2) - PC3(NI&Play用)


64bit版OS+潤沢なRAM+SSDの組み合わせは、間違いなく今後のスタンダードに
なるだろうね。
Logic/ProToolsユーザは必然的にMacをマスターにせざるを得ないけど、
スレーブのOS区分は関係ないので、予算10万ちょいで今の環境を大幅に向上出来ます。

ただね、大問題が一つ。
この手の大掛かりなセッションをスタジオに持ち込んだ場合、
殆どのスタジオでセッションを開く事が出来ないか、出来たとしても著しく
作業速度が低下しそうなこと。
今ですら、弦の差し替え程度でスタジオ持ち込んでギリギリなんですよ。
下手すると自宅の環境の方が快適だったりする。
未だにProTools7.3とか導入しているのを見掛けると、勉強と研究しとらんなぁ、
と思っちゃいます。色々事情はあるのでしょうけど。
基本的に「相性」「バグ」「ウィルス」の意味も解らず連呼する人は信用ならん。


さてさて、環境も整った事だし実践投入してみます。

それではまた!