2009年8月31日月曜日

期待の音源あれこれ。

台風の影響もあって雨が降っているにも関わらず、
すっかり早朝マラソン(と言う程早くもないし、長距離でもない)の時間に目が覚める。
結構体内時計がキチンと設定されてきた感じ。
体の細胞が目覚めるし、思考もスッキリするし、何より職業病だった
腰痛と肩凝りがかなり軽減された。
適度な運動、良いですね。


さて、朝食を取りながらふと見た海外サイトで、NIKOMPLETE6が予約受付開始を行ったWebShopを発見。
以前のエントリーでも紹介したけれど、11万円引きの大幅値引きを行った
KOMPLETE5の後釜が登場です。
ちなみに国内での販売は本日(8/31)まで。買う人いるのか。。。?
まだ公式サイトでは正式にアナウンスされていないですが、
価格は新規パッケージが449ドル、アップグレード版が149ドルと、
これまた破格な値段。
安いなぁ。。。


続いてEastWestQuantum Leapシリーズに新たなオケ系音源が加わりそう。
その名も「Hollywood Strings」という、名前そのまんまの直球勝負。
ってオケ系って何だろ・・・系、は要らないですねこの場合。

公式サイトを見ていると、下の方にスタッフの写真が。
アメリカ人って好きだよねーこーゆー写真。はは。
なんて(上から目線)眺めてたら超ビックリ。
左から2番目の方はもしかしてShawn Murphy??ってやっぱり本人だ・・・!

もう説明不要のハリウッドサウンドを代表するエンジニア。
数々のフィルムセッションでの音作りを担当していて、
僕が小学生の頃からこれまでずっと第一線で活躍しているお方。
興味のある方は彼の名前とFilmographyで検索してみて下さい。
国内でヒットした「アポロ13」とか、最近だと「インディジョーンズ」あたりも
この人なので、耳にした人も多い筈。



ああ、スタジオっていいな、とこの写真を見て思います。
そこに関わる人も含めて、僕はスタジオワークが大好きなんだなぁと。
ある意味作家にとってスタジオは仕事の終着点になるのだけど、
そこに至るまでの地味な打ち合わせや数々のメールやりとり含め、
自分の作品と、自分自身が昇華していく体感は何にも代用がきかないもの。

お客さんに拍手を頂くことも無いけれど、より良い体験と感動を感じて頂くためにも、日々様々な方の知恵と力を借りて頑張っております。
ちっぽけな才能もこうやって助けられて成長させて頂けるのも恵まれているな。


さて、今日も1日全力で頑張りますよ!

2009年8月29日土曜日

Snow Leopardを入れてみた。

28日(金曜日)の発売日、朝の9時前に配達されました。
ヤマト便すげぇ。。。
早朝(と、言う程早起きでもない)ジョギングから戻ってシャワー浴びた直後だったので、タイミング的にナイスな感じ。
前もって初期化しておいたSnow Leopard用のHDDにインストールしてみる。

近々システム領域とワークスペースをSSDに変更しようと考えているので、敢えて昔のHDDを用意(250GB)して、容量的に問題が無いかテストランを行う予定。

インストール作業もとても洗練されていて、Diskを入れるとそのままインストールが実行出来る仕様に驚いた。OSのセットアップって何度も再起動を繰り返すのが通例だったのに、それが1度で済んでしまうようにしたAppleにインテリジェンスを感じるなぁ。

音楽的な環境構築は暫く無理なのは承知の上なので、OSを中心に動かしてみると、
起動、終了、スリープからの復旧が鬼早い。何だコレ・笑
Safari4も激早です。HDDからSSDへ変更しないともう体感速度は上がらないだろう、と
思っていたのでとても驚いた。

後、QuickTimeXが便利。
DeskTop上の動作を録画して、ファイル書き出しはもちろん、YouTube等にUL出来て、
簡単なトリミング(編集)も可能。
これは仕事でも色々と使えそうだなー。
音楽面での環境が整い次第、このBlogでも作業環境とかTipsとかのエントリーは
動画でお伝えした方が伝わり易いでしょう。

Vienna、NI、EastWestの対応も早い様子で、主力となる音源の環境整備は、
想像以上に早く整いそう。
デジも珍しく(?)早めに対処するヨ!とか言っているっぽいので、
期待せずに待ってます。
これまでアップデータの更新に苦慮していたデジが、今更そう発言してみたところで、
周回遅れのランナーが「次の先頭集団にはついて行きます!」って言ってるみたいで何だかね。
今回対応遅れたらアポジーに乗り換えちゃうからネ!

まぁ、肝心なLogicが終わっているわけですが。
NIのコメントより、10.6だと音源の動作に問題は無いけど、ハード(KOREとか)の64bit版ドライバがまだ無い。そもそも64bit版で動作するDAWホストが現状は存在しないので、そもそも未検証みたいな感じが書かれてます。

Logic9はやっぱり32bitなんですか、そうですか。

ナンテコッターイ。


2009年8月27日木曜日

決戦は金曜日

いよいよ新しいMac用のOS、Snow Leopardが明日発売です。

再三過去のエントリーで書いている通り、Macで初の完全64bitOSなので、
この日を目処に半年くらい掛けて環境構築をしてきています。
とまぁ、ここまでは順調だったのだけど、僕の所有する初代MacProは
カーネルベースで64bitに対応していない事が判明し、ガッカリ来ている訳ですが。

カーネルって何?な方に簡単に説明をすると、CPUやメモリなどを直接コントロールする為の
OS機軸となるソフト(プログラム)のことで、これが32bit対応ならば32bit、
64bitであれば64bitでOSが動作するわけです。
当然、皆が所有しているMacは購入時期によって、モデルが様々存在するわけですが、
中には64bitでの動作が出来ない機種があるっぽいぞ、ということが判明したわけ。


先週辺りから各所で検証が行われた結果、主に判明しているのは以下の通り。

・XServe以外のMac、つまり一般的に店頭販売されているMacは初期設定が32bit。
・64bitモードでOS起動を行う為には、OS起動時に「6」「4」のキーを押した状態で起動すること。
・又は、「com.apple.Boot.plist」を書き換える必要あり。

と、こんな感じ。

何が問題なのか、ってアレ程「64bitOS完成しましたよ、お客さん!」と言っておきながら、
インストールしただけだと32bitで動いちゃってるって事
普通気付かないだろ・・・こんなの。
まぁ、Windowsみたいに32bitと64bitが別のOSとして区分されている訳ではなく、
64bit環境で動かす人はそれなりの玄人だろうから、必要に応じて設定変更してね、
って事なんでしょうが。
確かに、いきなり64bitで動作しようものなら様々な周辺機器とかソフトが
動作しないよ!ってトラブルが多発しそうですものね。
これはソフトやドライバが64bitに対応するのを待つしかないので仕方ありません。
次期モデルはOSセットアップ時に、32bitか64bitかを選択する項目が追加される気がするね。
同考えても32bit環境を切り捨てるにはまだまだ先走りすぎだし。

ただせめて発売前にAppleから正式コメント出すべきでしょう、これは。
これならまだ32bitと64bitの2種類を予め用意すべきと思うんだけど。


★まとめ★

64bitモードで対応するMacリスト

・Early 2008 Mac Pro / Mac Pro(MacPro3,1 / MacPro4,1)
・MacBook Pro 15/17(MacBookPro4,1)
・iMac(iMac8,1 / 9,1)
・UniBody MacBook Pro 15/17(MacBookPro5,1 / 5,2)


自分のMacが64bitで動作可能か判断するには?

1.Macintosh HD > アプリケーション > ユーティリティから、「ターミナル」を起動。
2.ioreg -l -p IODeviceTree | grep firmware-abi を実行。
3."firmware-abi" = <"EFIxx">の表記で、"EFI64"と表示されたらOK。
 "EFI32"だった場合は残念。


てゆーか、64bitにしないと駄目なの?

・家庭で使う分にはまず必要無いです。(インターネットやメールとか)
・趣味で音楽とか動画編集をバリバリやる人には良いです。
・64bitの恩恵が受けられなくても、OSの根幹から再構築されているので導入して損は無いです。


こんなとこですかね。
現状、僕の環境だと明日から64bitだぜ!とはいきませんが、今は32bitのドライバを動作させる為、
FlameWork上で64bitを動かしてトラブルを未然に防ぐ為の一時的な処置だと思っています。
Appleとしては、Intel搭載のMacなら64bit対応ですよ、としか発表していないので、
今後64bitの完全版が出てくる or アップデートやファームウェアで対応してくるのでしょう。
なので、今すぐ新しいMacを買わないと!と考えなくても大丈夫なんじゃないかなーと楽観視してます。

パッケージ自体は明日到着するみたいだけど、今のプロジェクトが一区切り付かないと
検証している時間と作業トラブルのリスクは背負えないので、10月までは導入出来ないですが。
そもそも使用しているアプリやプラグインが64bitに対応してないものね。
まだしばらく時間が掛かりそうだけど、「NI KONTAKT3」「EastWest Playシリーズ」「Vienna」といったメインで使っている音源は、既にWindows環境だと64bit対応しているのでそれ程時間かからなそう。

そういえば昨日、Vienna社から「VIENNA ENSEMBLE PRO」が9月からDL出来るよ!的な知らせが来ていた。
何だか今年の9月は、物凄く大きな転換期を迎えているんだなぁ、としみじみ。

より良い環境を構築して、良い作品を沢山書いていけたらと思います。

2009年8月24日月曜日

アツがナツいぜ!

もうね、久し振りに夏っぽいイベントですよ!
この前は2年前の花火を観たくらい。。。うわぁ。

という訳で、今日は愉快な音楽仲間と共に奥多摩でBBQ!
お誘い頂いたのは良いけれど、ハテ、何を支度したら良いものか。。。
んー、肉?みたいな若者を尻目に主催者さんの段取りの良さと来たらもう。
こんなところでも経験値って活きてくるんですなぁ。

お誘いした女子の御足元は、
これまたバッチリお出掛け仕様でキメキメな様子もどこか変。
砂利で埋め尽くされた河原をヒールで闊歩する姿、かっけぇっス。

今日担当したのは、食材を切ってゴミを棄てる、のみ。
大先輩が汗だくで焼いているのを横目に食べまくり、飲みまくり(スミマセン)。
なんだか想像以上にリフレッシュ出来てビックリ。
実家の庭にもBBQセット一式あったなぁ。。。確か。持ってこようかしら。

それにしても朝6時半に起きて、10時からお昼過ぎまで食べ続け、
帰宅してもまだ16時。これだけ遊んで一仕事出来る時間があるのが憎い!
だけど頭も心もスッキリで、スイスイと曲も書けてその後爆睡。
この快適さはいつ以来だろうか。
最近は早起きを心掛けているけれど、もう1時間早く起きてジョギングしようかな。

2009年8月21日金曜日

よろしい、ならば背中を押してやろう。

新型PS3(CECH-2000A)が発表されました。
周囲に買うかどうか悩んでいる人が何人かおりまして。
それじゃ、背中を押す手助けをしてあげよう、というエントリー。


1.何が変わったのか。
・価格が1万円お安くなり、29,980円也。
・軽量(4.4kg→3.2kg)、省エネ(280W→250W)
・HDD容量が120GBに。
Dolby TrueHDDTS-HD Master Audio出力対応。


2.旧モデルから消えたもの。
・HDMIケーブルなし(赤白黄のコンポジケーブルが付属してます)
・縦置きが出来ない(縦置きスタンドは別売り)


まだまだ細かい部分があるけど、ざっとこんな感じでしょう。
うーむ。。。改めて見ると凄すぎる。
軽量とHDD容量、それから本体価格と省エネからくる
維持費を含めた値下げは、消費者観点からすると物凄く有り難い。

個人的にはゲーム機とかはTVラック内に置き場所固定してしまうので
軽量化に感激するのは、始めて手に取った時だけでしょうけど・笑
ちなみにPS3のHDDはXbox360と違って、2.5インチのHDDを換装可能なので、
あまり気にしなくていいのかも。

一番気になるのがサウンド出力周りです。
Dolby TrueHDDTS-HD Master Audio出力に対応したことで、
これまでエンコードされた音声ファイルをデコードして再生していたものが、
直接再生出来るようになったわけです。
簡単に言うと、オリジナルの音声データをそのまま忠実に再現出来るんですね。
自宅のサラウンド環境にはDTS/THX対応のアンプをメインに据えているので、
これは凄く惹かれます。

また、9/1にファームウェアが「バージョン3.00」へ上がりますが、
これはソフト面でのアップグレードなので旧型持っている人は
物理的に上記サウンド出力には対応出来ませんので悪しからず。
とは言え、旧型でも現状十分過ぎると思います。

バージョン3.00」ではDTCP-IPに対応するとの事なので、こちらも楽しみ。
同機能を持ったレコーダやPCが、同一LAN上に存在する場合は、
PS3を介して再生出来るのが売り。
つまり、リビングのレコーダで録画しておいたコンテンツを
PS3の設置された別の部屋で再生出来るわけ。
AppleとSonyは住居スペースのレイアウトまでも売りにしてくるから困る。
もうiPhoneが無い生活とか想像出来ないもんなぁ僕は。

あれ、何だか自分の背中を押している気がしてならないな。。。


取りあえず、何買ったらいいの?って人向けに。

自宅TVにHDMI端子がある場合はHDMIケーブル(v1.3)を忘れずに。
ケーブルにも色々種類があるのだけど、1.3と書かれたバージョンなら大丈夫。
それ以下だと画面の解像度が下がったり、転送速度が落ちたり。
今は大量生産の結果、1mの長さで980円とかで買えます。
あと、縦置きしたいのに!って方は、縦置きスタンドも買いましょう。
一応立つには立つっぽいですけど、地震列島日本での使用はお勧めしません・笑

そうそう、売り場で白騎士物語の購入、自宅に戻ってフォトギャラリーのダウンロードも
忘れずにお願いしますよ!
白騎士物語では編曲、オーケストレーションやピアノを担当。
フォトギャラリーではメインテーマを含む計6曲を担当させて頂いてます。


さて、どうやってこの物欲から逃れるか考えないと。。。


箱根彫刻の森美術館

箱根彫刻の森美術館Webサイトのコンテンツ「ハナさんとコウちゃん」の
音楽を担当しています。

遊べる絵本形式になっております。
淡くて優しい、ちょっと不思議なおはなしです。
ぜひ、お子様と一緒にご覧下さい。

ハナさんとコウちゃん

2009年8月20日木曜日

GoogleAnalytics

日々感じた事を自発的に書き出す事が、思考の整理メモになる気がして
開始したBlogも早5ヶ月。
結果として音楽や仕事、目標が物凄くクリアになったし、
もっとマクロな見方をすれば、書く楽曲や手法もブレなくなりました。
とは言え、自分自身がアウトプットしたものを読み返してみても、
ある程度の客観性はあるにせよ、その行為自体も主観なんだよね、結局。

それじゃ一体、他の人はどんな経緯でBlogを読んで下さるのかなー、と思って
GoogleAnalyticsを1月程前に導入してみました。
簡単に説明すると、どこに住んでる人が何に興味を持って、どんな環境から
Blogを読んだか、を分析するツールです。
それを知ったから何なのよ、的な話しは置いておいて。

掻い摘んで分析結果を見てみると。。。


使用ブラウザ
1.Safari 65.89%
2.IE 16.62%
3.FireFox 15.74%
4.Opera 1.17%
5.Chrome 0.58%

スレイプニルが無いのが意外だなぁ、と思いつつSafariの多さに驚く。
Windows版の4も出たし、その影響あるのかな。


後は訪問者の方々の地域とか、都市別に統計とってくれたりして面白い。
勿論海外からのトラフィックも反映されるのだけど、言語の壁が厚く、
直帰率は100%。そりゃそーだよね。

検索ワードも、これまでお仕事させて頂いたタイトルなどから
ココへお越し頂ける事も多い様子で、何とも有り難いことです。

というか。

検索ワード:井内求生 ブログ コロッケ

で何故かココまで辿り着いたアナタ。
ちょっと個人的に興味があります。

残念ながら僕のブログでコロッケに関して熱く語ったエントリーは無いのですが、
コロッケ美味しいですよね、
生憎一人暮らしで揚げ物はなかなか勇気がいるので、長い事作っていないのですが。


という訳で、僕はコロッケにはソース派です。

おわり。

2009年8月19日水曜日

定例報告会

というタイトルとは裏腹に、単なる飲み会話。
予想以上に濃い席でした。

SMP菊地さん、SCE北原さん、エンジニア井野君、
高鈴のあっきー君、LAのVillegeStudio勤務の宮澤君、
といった面々。
プロデューサー、サウンドデザイナー、エンジニア、アーティスト、
作曲家と、それぞれの観点から持ち上がる話題の濃いこと、濃いこと・笑
皆さんの前しか見えていない会話の数々から様々なことを学ぶ。
飲み会ってどちらかというと、「ウチの上司はよぉ~」みたいな
ネガティブな会話が行われる場と勝手に思っていたのだけど。

この場で得た情報や意識は、現在のプロジェクトですぐに実行してみよう。
音楽を書く前に考える事も大事だけど、書いてみてから考える事も重要なわけで。
劇伴という音楽の演出は、どちらかと言うと時間や絵などが制約となって
大変なのだけど、まずは音楽を通して何を表現したいのか、
どんな表現を求められているのか、これを作家として最も深く掘り下げないと。
その他音楽以外の制約は、書いた後に調整していく方が良いし、
その為に頼れるチームの方々がいるわけだもんね。
書きたいものは山ほどあるから、どんどんアウトプットしていきたい。


The Muse visits during composition,not before.


音楽の女神様は作曲してる時に降りてくるのであって、
決して作曲前には存在を感じるものではない、ってことですね。
またまた引用してしまったけれど、良い言葉だなぁ。

今日も音楽漬けな1日を素敵な方々と過ごせた事に感謝。
皆様、お疲れ様でした!



2009年8月18日火曜日

マイブームなう

頂いていた幾つかのお仕事が片付き、いよいよ大プロジェクトに全力投球です。
数点アイデアがあるうち、幾つかの候補に絞ったのは良いけれど、
まだ客観的に判断が出来ない感じだったし、午前3時手前だったこともあり
翌日に持ち越すことに。
アイデアが出ない時は、体力と精神力の限界までもがき苦しむようにしているのだけど、
(強制的にレベルアップする気がするので・笑)今回は幸いにもアイデアがいくつかあった為、
冷静に判断したいという気持ちから一度リセットしよう、と。

そんなこんなで久し振り(半年くらい?)に貯まっていたゲームでもやろうかと思ったのだけど、
以前買ったまま積み上げられていた本が何冊もあった事を思い出して、
そっちを読む事に。
小説でも読もうかと思ったけど、読み終えるまで起きている自信もなかったし、
目覚めてから再び小説を手にとるのがどうも考えられなかったので、
雑誌にしておくか、と手に取ったのがNewton。しかも惑星特集。

気付いたら朝8時でした。あれー。。。
片っ端から気になる言葉をGoogleに突っ込んではwikiを見て、色々参考資料や映像をみて、
また紙面に戻る繰り返し。面白い。
本を買ったってことは、興味の対象だったことに違いはないのだけど、
ここまで時間を忘れるとは予想外。

宇宙物理学とか天文学とか、既に存在しているものや現象がありつつも、
まだまだ解明出来ないことの多いこと。
僕と違って頭の良い人達が一丸となって解明していくってのは浪漫を感じます。
ある部分、作曲と似ている気がするのだけど、音楽は分析やら理論で説明は出来ても、
公式や検証された実験を元に生み出せるものではない。
既に出ている答えに対してその過程を説明する科学に対して、
頭なのか心なのか、どこか解らないけど確かに感じるモノを表現していく音楽は、
やっぱり一生答えが出せないものなんでしょう。

いやー、世の中には興味の尽きないことが沢山ありますね。
その中から始めての人生で音楽に出会えて、それをライフワークに出来る環境と、
そこに集まる方々に恵まれていて、これまた物凄い奇跡の連続だなぁと思うのです。
良い意味で知らない事が多いってことは、それだけ人生楽しめるって事かもしれない。

そんなわけで、今夜は人生初の飲み会幹事・笑。
これまた興味ある話しが聴けそうな面子だし、未来に繋がる一つのきっかけになりそう。

2009年8月12日水曜日

Vienna Suiteパッケージ版発売

Vienna社開発のプラグインバンドルである、Vienna Suiteの
パッケージ版が発売となりました。
これまでは本国(オーストリア)からのダウンロード販売形式のみだったのが、
パッケージ版リリースにより、日本国内での販売も今月末より開始されます。

本国での販売価格は445ユーロで、パッケージ版、DL版ともに変らず。
国内の販売価格は65100円前後とのこと。
"前後"という価格設定はユーロとのレートにより、変更される可能性が
あるという事なんでしょう。

本日(2009/8/12現在)、1ユーロ=134円なので、DL販売で買うと59630円くらい。
国内販売時のマニュアル翻訳代+サポート代込みで+6000円くらいですか。
とはいえ、プラグイン系のマニュアルとかサポートって、
ほぼ不要な気がするので、ローカライズに6000円はちょっと高い印象。

マニュアル不要、カード決済が行えるならDL版をお勧めします。
為替の変動でリアルタイムに価格が変動していくので、買い物という行為自体も
楽しいこと間違いなし!
手続き完了するとメールでシリアルナンバーが送られてくるので、
それをビエナKeyに登録するだけ。
プログラム自体は本国のWebからDL出来るのでインストールも忘れずに。


ここでちょっとした小ネタを。

・デモ版は試用期間制限があるものの、製品版と同様に動作します。
 しかし、デモ専用のシリアルをビエナKeyに登録する必要がある為、
 ビエナKey必須です。

・1パッケージに付随してくるシリアルナンバーは3ライセンス分。
 Vienna Ensembleを使用し、複数台のPCを並列化している人や、
 自宅とスタジオにそれぞれ導入したい人なんかにお勧め。


ところで、音源なんかのソフトウェアってどこで購入します?
僕は取扱いがあるものであれば、全てヨドバシで買っちゃいます。
案外知られていないのだけど、ヨドバシでソフト(CD/DVD/ゲームなんかも)を買うと、
ポイントの還元率が10%なんですね。
ソフマップの楽器店だと1%還元なので、大きな差です。
仮に国内版のViennaSuiteが65100円だとすると、6510円のポイント還元で実質58590円也。
交通費考えてもDL版より安く入手出来るので良いかも。

そうそう、カードに貯まったポイントを使うにもコツがあります。
ポイントを充当して差額を支払った場合、差し引き分にしか差額が付かないので、
ポイント還元率の高いものを買う時には貯めて、ポイント還元率の低いものを買う時に
一気に使い切るとかなり差が出ますのでご参考に。

Macとかは5%還元だったりするので、Macの買い替え時=ポイントの放出タイミング、
と考えていたりします・笑
昨年~今年に掛けてめちゃくちゃ機材に投資しているので、MacBook1台交換出来るくらい
ポイント貯まっていそうだ。

なんだか話が逸れまくりですが、ViennaSuiteはプリセットが充実していて使えるので、
オケモノを書く方は一度お試しあれ!



2009年8月10日月曜日

SSDの価格

先日Intelの新SSDが発売されてから、旧型のSSD値下げが止まりません。
IntelのOEM版(製造元とは異なるメーカーが販売するもの。中身は同じ)SSDが
先週末には2万円を切ったとのこと。
とは言え、80GBのストレージに2万円の出費はやっぱり悩みます。
加えてIntelの新SSDとの性能差も気になるところ。

てなわけで、簡単にまとめ。


新型(34nm版) 
・リード250MB/s、ライト70MB/s
・レイテンシ:リード65μs、ライト85μs
・小容量のデータを転送するランダムライト時のIOPS(Input Output Per Second)が改善


旧型(50nm版)
・リード250MB/s、ライト70MB/s
・レイテンシ:リード85μs、リード115μs


共にデータの読書き速度は変らず。
しかしながら新型(34nm版)は、小容量のデータ書き込みする場合、
4KBのデータをランダムライトした際のベンチマークは、
旧型3.3K ISOP→新型6.6K ISOPと2倍高速化しています。
(共に80GBモデル。160GBモデルは8.6K )


なるほど、OSやアプリケーション領域は新型が良さそうだけど、
データ領域やワークスペース領域、音源領域は旧型でも十分みたいですね。

その差は6,000円前後。
現段階ではSystem領域に新型の160GB、ワークスペースには旧型80GBが良いですかね。
音源領域は物凄い容量、且つ複数台のPCに分散させているので、
まだ暫くはHDDに格納しておく考えです。

まだまだ黎明期な感があるSSDですが、System領域とワークスペースは、
使用する容量もほぼ決まっていて、大きく増える予定もなさそうなので、
HDD程容量がなくとも個人的には困りません。
そりゃ価格が下がって容量が増える事に越した事は無いんですけど・笑。

ただ、現在進行しているお仕事を効率的に行える為の環境を構築すること自体が、
楽曲を練り上げる時間増幅に繋がる事となるので、基本的なラインを超えたら
導入に踏み切ろうと考えてます。
今は結構、良いタイミングだと思うのですねー。個人的に。

2009年8月7日金曜日

未来への足音

世田谷ベース、最高!

・・・いや、今更で済みません。
所さんの人生観ってとても好き。

「未来なんてものはいつまで立っても来ない。明日になれば、また今日が来るだけ」

うんうん。
明日やればいいか、という思考は9割方「めんどくさい」から来る現実逃避ですものね。
翌日に持ち越せばめんどくさい度が増すだけだもんなー。
今やれる事をやり遂げて、それにめんどくささを感じるよりも、それを楽しみつつ
より良い結果が出る様に頭使って工夫をする、と。
マネジメントそのものじゃん。

日々過ごしていると、色々なモノや事柄が変化している事に気付かないけれど、
ある程度長い期間を振り返ると、間違いなく感じる変化ってありますよね。
音楽やファッション、TVに出てくるタレントさん達を見ていると解りやすいけど。

今年~来年に掛けて、技術的に大きく飛躍したアイデアが色々と製品化されている
感じを受けます。
IR技術とか、物凄い技術だと思うのだけど、凄いのは技術だけではなくて、
プロダクトに反映させた場合、すぐに浸透するであろうという利便性と簡易性。
iPodとかiPhoneも、無くても良いし別のデバイスで代用は出来るけど、
一度持ってしまうと手放せないモノだと思うし。

先日発表されたソニーのデジカメも、地味に凄い機能が搭載されてて気になりまくり。
CMOSセンサの性能を踏まえた基本的なカメラ性能は当然ながら、
凄いのはスイングパノラマ機能。
シャッター切ってカメラをパンさせると、内部処理で合成してパノラマにしてくれる、
という機能が面白そう。
オーケストラの録音風景とか、全体を撮るにはある程度距離を置いて、
横が切れないようにする場合も、距離を置かずに撮影が出来るように。
一昔前の画像を引き伸ばしていたパノラマ写真とは根本的に違います。

更にこのデジカメ用のスタンドが未来過ぎて面白い。
自動的に被写体の顔を追い掛けてシャッターを切りまくりなんだそうで。
これで今日からあなたも自宅アイドルデビュー!
打ち合わせやスタジオの場で、部屋の隅に設置しておくだけで
面白そうな写真が撮れる気がします。

アップルもソニーも、製品を通してライフスタイルのコンセプトを売り物にするところが
とても好き。
音楽の目的も、実は同じところにある気がしてならないのです。

KONTAKT3.5

現在のプロジェクトからKONTAKT3.5を実践投入開始。
大きな目玉は、以前にも書いたけどメモリの分散が出来るようになった事でしょう。

例えば、Logic上で動くプラグイン系のサンプラーに
弦セクションを読み込ませたとします。

1st VL、2nd VL、VA、VC、DB

と読み込んだとして、仮に各々の音色に占有されるメモリが80MBだとすると、
それだけで400MBのメモリリソースを奪われます。
当然、トレモロやピッチカートなど奏法別に読み込むと、どんどんメモリリソースが圧迫されて
作業の快適さが失われて、結果として作業効率が落ち込んでしまいます。
32bit環境下だとLogicが使用出来るメモリの上限が4GBまでなので、
木管やら金管、太鼓関係を読み込んで行くと、簡単にリソースを食い潰されちゃいます。

KONTAKT3.5は、これが良く考えられていて、プラグインを刺すとメモリサーバを立てて
これにメモリを退避してくれるようになりました(1サーバ辺り586MBまで)。
つまり、Logicの外にKONTAKTが持っているメモリリソースを割り当てられるんですね。
お陰で大編成のオケモノを書く場合でも快適に。
Viennaも以前からこれと似た技術を使用しているので使い易いです。
とは言え、CUPやストレージなども複雑に関係してくるので、
やっぱり複数台PCへの分散はした方が快適です。


システム上のメモリ使用状況を見るとこんな感じ。

そうそう。
アップグレード直後の設定では、メモリサーバ機能がオフになっているので、
忘れずに"Use Memory Server"へのチェックを入れておきましょう。



うーん、快適!


2009年8月5日水曜日

始まりの開始がスタート

昨日より新たなプロジェクトが始動しています。
クライアントの方々と第一回目の打ち合わせだったのですが、
これがとてもユニークで面白い!

毎度の事ながら、まだまだ詳細はお話出来ないのですが、
手渡された資料がとても変っていて、恐らく音楽のお仕事上、
いや、他分野での中でも類を見ない資料じゃないのかな、これは。
変っているけど非常に解りやすく的確な資料になっていて、
こんな視点で物事を捉えている思考の柔軟さに驚いた。

いきなりこの打ち合わせに出席したら、難解すぎるパズルのようで
頭が混乱していたと思うけれど、今回も素晴らしいディレクションのお陰で
理解度も早かった。
監督さんと作家の間に入って通訳して下さる方の存在は偉大だなぁ、ほんと。
行き先や手段の指示、時には潤滑油にもなって頂けて、長い航海も安心出来るんですね。

音楽の制作方法もかなり特殊な試みで、とても斬新な手法になりそうなので、
機会があればこれにも触れます(2年後くらいカナ・・・?)。
当然ながら、これまでの制作方法とは異なるので、
音符を書き始める前に入念な設計図(構成図)を書き上げてから楽曲に着手。
この設計図だけを作るのに4時間くらい掛かったものだから、
実際に音が鳴り始めたのが日付変更後とかになりました。

設計図をあれこれ考えているのと平行して、音楽的なアプローチやフレーズも
並行してメモしていたので、音を鳴らし始めてからはとても早かった感じ。
既に全体を通しての音楽的な骨組みは完成したので、今日からは
音楽的な肉付けと関連付けを丁寧に書き上げて行こうと思います。
これが一番大変で時間も掛かるのだけど、最も楽しい作業でもあるんですね。

音楽は、ある意味完成された理屈なのだと思うけど、
それ以上に感性に委ねる部分が大きいものだから辞められない。


今日も良い曲書けますように。
そしていつの日か、これらの楽曲が皆様の心に響きますように。


いつも心に音楽を。