2009年5月25日月曜日

ビオラに夢中

久し振りにゆったりとした休日を過ごしました。
近所のKALDIが7周年記念セールだとかで、全品10%OFF。
ホールトマト1缶80円!?
保存のきく乾物類やパスタ、アンチョビやらオイルを買い込んで
そのまま買い貯めてあったスコアを読みまくりです。


土曜日はプッチーニを読んで、日曜日はアメリカの作曲家数人と
現代映画音楽の作品を数点。
ミーハー的に、自分の好きな箇所を抜粋して、読んで、書き写して、
最後にはオケの打ち込みをしつつ、偉大な作曲家の技法に溜息しつつ、
最後には完全降伏して大笑いしながら打ち込みしてました。
いやほんと、冗談抜きにすげー!すげー!言いながら笑いっぱなし。
バーンスタインに見られたら殴られてます、間違いなく。
それより休日に雨戸閉めきって薄暗い部屋の中で、スコアみつつ
大笑いしている30代ってドウナノ。


高校生の時、あれ程聴きまくったウェストサイド物語も、
改めてスコアを見てみると、そのスコアリングの素晴らしさに溜息が出ます。
フルスコアは235,00円とかしますけど、値段以上の価値がありました。
今風に言うと、バーンスタインの"ネタバレ"が全部詰まってこの値段は安い。

コープランドやバーンスタインといった、アメリカを代表する作曲家の作品は、
現代の映画音楽に、とても影響を及ぼしているんだなぁと。
何一つ無駄の無い音の配置と関連付けは、奇跡としか言い様がありません。
とても高度で複雑な作品なのに、様々な人が一度で覚えられるフレーズを
書き上げたのはとても参考になります。

特にビオラの"やっていること"に面白さを感じ、これは作家の個性や技法を読み解く
ヒントになるのではないか、と思います。
ヴァイオリンの様な煌びやかさは無く、チェロの様な豊かさもないけれど、
何とも言えない味のある音色と絶妙な音域は、気付かないけれどとても重要な
役割を担っています。
耳を澄ませて微かに聞こえる程度なのに、消えると一気に色褪せるあの感じ。
ハープも似ているな、と思います。

アメリカの音楽やハリウッドの映画音楽に感じる、圧倒的なステレオ感を
出す為にも、ヴァイオリンとは異なる扱いにしないと駄目なんだなぁ。
1st/2ndの区別も同じだけど、さ。
ちょっと久し振りにお仕事とは関係なく、効果的に弦のアレンジを実験した
作品を書いてみようと思います。
技法から入った曲って佳作止まりになる傾向が強いから気を付けないと。


まだまだ勉強です。
しかしWebを見れば様々な楽器や奏法、著名な指揮者の演奏が沢山あって
よい通信教育環境だ、と思うのは不良学生だろうか。



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