2009年5月6日水曜日

体感時間

皆様、GWは楽しく過ごせましたか?
生憎終盤には天候が崩れてしまって残念でしたが、
それでも過ごし易かったですよね。
ここ3日間、自宅から200m以上出歩いてませんけど・笑

平行して抱えていた仕事の一つがGW中に終わり、
残すところ一つに絞られました。
先月から書いている例のスコアモノなんですけれど。
色々とサウンドスタッフの方々の意見や意向を伺いつつ、
形にしていく作業が続きます。
何だかそのやり取りを繰り返していたら、あっという間に
GWが最終日になっていた、というお話。
最近、時間の経過が早く感じるから、それだけ充実しているという
事なんだろうなー。

スタジオに入っていたり、ステージで演奏していたり、
友人と食事をしながら会話していたりしていると、
時間が早く進むのは何故だろう。
今回のお仕事も、それと同じくらい楽しんでいる、という事かな。
昨日も晩ご飯食べて曲を書き始め、気付いたら朝の8時。
GW最終日なのに生活サイクル狂わせてしまったのが痛い!

今日はゆっくりと曲の直しを入れつつ、GW頭に借りていた
作品を観ようと思います。
前々から観たいと思っていた「電脳コイル」と「忘念のザムド」。
共にアニメーション作品です。

「電脳コイル」は今も再々放送がNHKのBS2でやっているので
ご存知の方も多いはず。
NHKの作るアニメーション作品は良作が多いなぁ。

「忘念のザムド」は何と言っても宮地昌幸さんの初監督作品。
若手ながら、かの宮崎駿氏にその才能を見出され、いきなり
「千と千尋の神隠し」で監督助手に抜擢された方。
細かな演出や動き、世界観の描き方にジブリっぽい箇所があって
思わずニヤリとさせられる。
音楽も大好きな大島ミチルさん。全26話は長いけれど、
間もなくDVD/Blue-ray化されるとの事なので購入してじっくり観ようかな。

両作品共、作画が凄くて話題になっていたので、そこも楽しみ。
考えてみたらアニメーションって技術は進歩しても根本的な技法は
手書きの絵の連続なんですよね。
PCや機材の質が上がっても、結局は紙と鉛筆から始まる。
何だか音楽と似ているなーと思うのです。
いくらPCや音源が発達してもPCは音楽を作ってくれないし、
良い音源を使っても人を感動させられる訳ではない。
どちらも元となるデッサン力を高めないといけない。

良い景色やリアルな動きを表現する場合、普段身の回りに溢れている物や
景色、人の仕草まで見方が変わってくるんだろうな。
より多く、より注意深く観察することで表現出来る幅や奥行きが広がっていく。

音楽も同じですね。
良い音楽を生み出すには、沢山聴いて(インプット)、沢山書く(アウトプット)。
どこかの社長も似た様な事を言っていた気がするなぁ。

まだまだ先は長い。


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