2009年7月21日火曜日

ナンテコッタスカ

長いこと心待ちにしていたViennaの新製品ViennaMIRがいよいよ発売に!
公式アナウンスによると2009/8/31リリース予定の様子です。
MIR(Multi Impulse Response)って何?な方に簡単に説明すると、
ホールの反響(Reverv)を予め測定しておいて、仮想的に空間を創り上げ、
その空間で音を再生するのと似た反響を再現する空間系のエフェクターです。
予めAbbey Road Studiosとか、カーネギーホールとかのIR値を計測しておけば、
仮想的にそのホールの反響を再現出来る、という仕組みです。




ただ、このViennaMIRは従来の概念と大きく違って、なんと!楽器の配置や向き、
ホールのカスタマイズまで出来るんですね。
オーケストレーションによって楽器の配置は大きく変わってくるのですが、
これまではPanでしか配置出来ず、奥行きまでは特殊なエフェクトや技を使わないと無理でした。
これが行える意味はとても大きい。
先日オケを録り終えてMix時に井野君と話をしたけど、お互いの共通見解は、
オーケストラ曲にも洋楽と邦楽があって、それぞれ編成、アレンジ、それからRevervの質感が
全然違うよね、といったものでした。
まぁ、大編成を部屋の鳴り含めて録音しちゃう方法は、シンプルながら一番理に叶っているわけで。
それを机上で再現しようと色々試行錯誤するわけだけど、Reverv感が難しいのですよね。
より奥行きがあり、立体的な音を求めるにはIR系のエフェクト使わないと駄目かも?と
話していたところに間もなくリリースのアナウンス。

ViennaEnsemble3、ViennaSuteは既に導入しているので、ViennaMIRも早速導入!と思いきや、
何やら要求環境が・・・。


For smaller projects
・PC Intel Quad-Core i7-920 or better, with Vista/Windows 7 64-bit
・12 GB RAM

For larger projects
・PC Dual Intel Quad Core XEON 5520 or better, with Vista/Windows 7 64-bit
・24 GB RAM


あれ・・・Macは?ねぇ、Macは?
ここに来てMacが切り捨てられるとは想定外。
32bitOS環境下じゃお話になりませんよ、ってことなんでしょうけど、
次期MacOSがリリースされた際には対応する事を願うしかないですね。

しかしWindows環境下でもXPが切り捨てられたプログラムって始めて見た気がします。
それに24GB RAMってアンタ・・・。
4GB*6枚って事ですか。 
最近の相場だとDDR3の4GBは、1枚あたり最安価格で3万円。
6枚で18万、と数年前から比べると1/4以下だけどやっぱり高いですね。

もう少し情報開示されないと今のところ導入は見送りですかね。
ViennaEnsemble3上で動くなら問題ないですけど。
ともあれ、早く実際の動作を観て見たいものです。


楽しみ!

0 件のコメント:

コメントを投稿