2009年9月17日木曜日

豚 > ヒト

久し振りの更新です。
タイトル通り、インフルエンザ(A型)にやられました・笑
風邪っぽいなー、と思いつつ仕事を頑張っていたけれど、
いよいよ辛くなってきたので病院に行ったところ、見事にA判定。
有り難う御座いました。

不幸中の幸いか、引き篭もって仕事をしていたのでウイルスを世間に撒き散らす事なく、無事完治致しました。
関係者の方々、ご心配とご迷惑をお掛けしました。
今月からジョギングするぞ!と意気込んでいたのに、見事に出鼻を挫かれた感じ。情けない。

寝込んでいる間、沢山本を読んだし映画も観た。本は6冊、映画は10本。
完治祝いに(なんだそれ)新作の映画を2本、「ウルヴァリン」「サブウェイ123」をハシゴ。
観終えた後に気付いたのだけど、共に音楽がハリー・グレッソン=ウィリアムズだったんですね。
サブウェイを観ていた時は、淡々と攻めてくる絶妙なエレクトロトラックを耳にして、もしかして!?と思ったけれど所々流れるドラムン(死語)なトラックを聴いて、なーんだ別人かー、なんて思っていたら・笑
うーん、このオーダーは監督の嗜好なんだろうか・・・。ハリーらしくない印象。
エレキギターとか使わないもんなぁ普段。

ハリーの代表作は数多く、作品名を聞けばきっと誰もが耳にした事があるはず。
スパイゲーム」「エネミーオブアメリカ」とか「ナルニア国物語」、「シュレック」などなど。
ゲーム好きな人には「メタルギアソリッド2」以降のシリーズや、「Call of Duty4」の楽曲を書いた人(全曲ではないです)、と言えばピンと来るでしょう。
イギリス出身の作曲家らしく、アメリカの作曲家と違った独特なコードワークが持ち味で、オーケストラと淡々としたエレクトロを混ぜ合わせる手法がとても上手。
フォーンブース」とか上記ゲーム音楽2作とか、今回観た「サブウェイ123」あたりの、現代技術+特殊部隊みたいな作品に書く音楽はどれも完璧で、個人的に「Call of Duty4」のトラックは大好きです。
11月に「Call of Duty4」の続編が発売になりますが、こちらもサウンドを聴いた感じ、ハリーが担当しているっぽいですね。楽しみ!
反面、「ナルニア国物語」や「キングダム・オブ・ヘブン」なんかは、歴史や騎士の高潔さが音楽に表現されていて、素晴らしい名曲が多いです。
ナルニアの2作目のスコアも好きだけど、キングダム~のスコアはどれも完璧。
ハープの使いどころとか、溜息が出ちゃいます。

アメリカの映画音楽作家は、とても華やかで豪華な音がするけれど、ハリーの音楽は、何と言うかオーケストラのピットで鳴ってる感じを受けるんですね。
明るくて派手なライトは浴びないけれど、背景や歴史感を漂わせつつ、心情も出してくる感じ。
カーチェイスや派手な銃撃戦は無いけれど、1対1で銃の引き金を引くまでの、ぎりぎりの駆け引きを淡々と攻めて行く感じが素晴らしい。

映画を撮る監督によって、ある程度作曲家が決まってくるけれど、そんな観方も楽しいと思います。
国内だと宮崎駿監督や北野武監督作品には久石譲さんが関わるように、少なからずとも、海外作品でも同じ事が言える訳です。
年末には久し振りにジェームズ・キャメロン監督の「アバター」が控えていて、こちらの音楽はジェームス・ホーナーなんですよね。
ご存知、「エイリアン2」と「タイタニック」を手掛けたコンビなので超楽しみ!
個人的には「スニーカーズ」のエンディング曲が大好きで(映画自体も大好き)、物凄く綺麗なクラリネットのフレーズに、当時高校生だった僕はもうメロメロ。
作品自体も、とてもハートフルで素敵な作品なのでまだ観ていない人は是非。
感動巨編ではないけど心温まる、そんな感じの作品、最近見掛けないねぇ。
・・・不景気だから?


なんだか最近はテクノロジーとか環境問題とか、右を向いても説教、
左を向いても説教な映画が多い気がします。
たった2時間だけで良いから、夢を観ていたいのだけどな。

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