2009年10月1日木曜日

ViennaEnsembleProの導入について

ここ数日、ViennaEnsembleProのキーワード検索で当Blogに
辿り着く方が数多くいらっしゃる様子。
何点か質問も頂いているので、導入前と後と分けて
簡単なTipsを形に出来たら、と思う。
ただし、使用感や機材の選択に関しては個人の主観による割合が多いし、
自作関連の知識は必要最低限しか持ち合わせていないので、
あくまでも参考&自己責任で読んで頂けると幸いです。
何か誤った部分があればご指摘下さい。

ここでは最低限の構成を想定して、Host+Slaveの2台による環境で話しを進めます。



[必要となるもの]
・HostPC(Mac/Winどちらでも)
・SlavePC(Mac/Winどちらでも)
・各種音源
・ViennaKey2つ
・ルータとLANケーブル
※ViennaEnsembleProにはつのライセンス使用権が含まれています。
 ホスト+サーバ3台までの拡張が可能となっていて
 PCの使用台数分、ViennaKeyが必要となります。
 また、ホストPCにもViennaEnsembleProを立ち上げる事が可能で、
 ホストPCが32bit環境であれば検討の余地あり。
 当然ながらホストへの負荷が大きくなりますが、メモリの壁問題はある程度回避出来ます。
 この場合はホスト+サーバ2台が上限。



[予備知識]
SlavePCは現状、コストパフォーマンスの観点からWindowsOS搭載の64bitPCが良いでしょう。
勿論古いPCやMacBookなど所有している場合でも、実用性はあります。
Viennaサーバ機として求められるのは、

1.64bitOS(もちろん32bitでも動作します。4GB以上ライブラリを読み込まないのであれば実用範囲内)
2.メモリ搭載量
3.ある程度のCPU性能(core2duo以上は欲しい)
4.音源を格納出来る分のストレージ容量

のみ、です。
Mac/Win共に、この条件を満たすのは現在簡単ですが、逆に言うとこれ以上の性能は必要ないこと。

具体的には、

・画像描画能力
・サウンドカード
・PCIカードなどの拡張性
・モニタ

これらは一切必要ないので、Viennaサーバを自作で制作する場合、オンボードで十分。
core2duoだと6~8万程度で組めてしまうし、corei7でも1万上乗せ程度。
CPU性能はあまり必要ないのでどちらでも良いと思います。
corei7だとDDR3-RAMを使用するのでメモリの転送速度が速くなりますが、
毎回サンプルをロードする使い方をしない限り、どちらでも良いでしょう。

サーバ機を複数台検討している場合は、ラック型ケースの方が良いと思いますが、
若干値段が張るので予算と相談して下さい。
ちなみに現行MacProの最低価格は4coreで28万なので、MacProをサーバ機にするのであれば、
サーバ機3台に出来ちゃいます。

僕はAntecTake3という3Uサイズのラックケースを使用中。
4UサイズのTake4もありますが、サイズはお好みで。
値段もほぼ同じだし、どちらも12cmの冷却ファンなので静穏性も同程度。
Take4の方がエアフロー効率が良いとは思いますが、結構デカいです。
Viennaの音源を30本くらい立ち上げてもCPU占有率は7~13%程度なので(core2duo)、
あまり酷使している感じでは無さそう。



[インストール等]
基本的には通常の音源と同じなので詳細は割愛します。
ViennaKeyのライセンス登録、ViennaKeyへのViennaEnsembleProライセンス登録を行い、
各端末にViennaEnsembleProのインストール、音源アプリとライブラリのインストールを行います。
各インストーラは最新のモノを使い、32bit/64bitの区分も注意すれば特に問題は無いかと思います。


今回はここまで。

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